2007
10
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夏の夜の森の主役というか、その他大勢(失礼!)というか、里山のクヌギ林などでは優先種になっていたりします。ご覧のとおりの強面です。それとタラバガニの足のような太くてざらざらの触角も印象的です。面構えのとおり、とても気が荒いカミキリムシです。
身近にいると写真も標本も少ないもので、この写真の個体は冬の河原でヤナギの朽ち木から出て来た幼虫を半年ほど室内で飼育し、羽化したものです。羽化後しばらくはテネラルと呼ばれる淡いアメ色のひ弱な状態でいましたが、一週間でスッカリ本来の強面になりましたので、もう一週間して里山に“里帰り”してもらいました。
幼虫から羽化の様子は ■→こちらのページ■ をご覧下さい。
http://jidaraku.blog.shinobi.jp/Entry/61/ウスバカミキリ
2007/10/22 (Mon.)
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カミキリムシ
2007
10
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図鑑用に写真の切抜きをしていますが、かなり写真を撮っているのに標本も生体もこれといったものがなく、昔ぁ〜しの300万画素で撮った生体写真の加工になってしまいました。
左後脚ふ節から先がフレームアウトしていたので、自己モンタージュとでもいうのでしょうか、右足をコピーして反転。中脚は右が妙にに曲がっていたので、こちらは左の脛節から先をコピーして反転したりちょろちょろと切り貼りをしています。
姑息な加工をしてしまいましたが、2〜3世代も前のデジタルカメラの性能の良さにあらためて感心したのでありました。“昔”のデジタルコンパクトカメラには設計者の思い入れが注ぎ込まれるゆとりがあったようです。
http://jidaraku.blog.shinobi.jp/Entry/60/ウスイロトラカミキリ
2007/10/22 (Mon.)
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カミキリムシ
2007
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【注】脚部については文末に追記させていただきます。
('07/10/17図版入替えました)
KOH16さんがご自分のWeblog『ムシトリアミとボク』の記事『チョー簡単展足方法』で、とんでもなく素敵なイラストを載せていらっしゃるのを見てしまった盆暗な私。
我が家のカミキリ図鑑の凡例にも、イラストを使ってみたぁ〜い!
当然のごとく短絡に思ってしまうわけです。
しっかし、こういった“さらりとしたイラスト”っていうのが、実は大変難しいことに直ぐに気付きます。
http://jidaraku.blog.shinobi.jp/Entry/58/絵が一番難しい
[つづきはこちら]
2007/10/16 (Tue.)
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カミキリムシ
2007
10
14

2007年10月13日
ナビのハードディスクの書き替えにディーラーへ。
著作権保護のためだと思いますが、ディスクは抜かれ、一週間ほどゼンリンの関連会社に預けられるそうです。その間ナビ無し。ナビはあって当たり前になっているので、ブラックアウトしてしまった画面は不安です。なので、2週間ほどは新しいフィールドを求めにぶらりとできません。
で、ディーラー近くの手賀沼を散歩。冬も見られるヒメアカホシテントウ、残党と思われるハンノキハムシ位でしたが、一本だけ立派な“食害”桑があり、『クワやキボシが犯人だろうなあ』などと話している目の前に、件のキボシカミキリがぽつんと一頭残っていました。
シーズン中には『もういいよ!』と言いたくなるほど多数がいますが、秋も深まった季節に見ると新鮮で、ちょっと嬉しいものです。
都合の良い勝手な話しです。『いつでも同じような嬉しさを感じられるようにならないといけないんだろうけどなあ・・・』などと息子と話しながら秋の散歩が終わったのでした。
http://jidaraku.blog.shinobi.jp/Entry/56/キボシカミキリ
2007/10/14 (Sun.)
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カミキリムシ
2007
10
10
'07年に得られたフタコブルリハナカミキリの標本です。

ジョウカイの仲間に擬態していると言われますが、手にしてみれば、非常に美しいハナカミキリです。緑掛かったものから、青みの強い個体まで色にはバリエーションがあるようです。
同じ場所で得られたものですが、少し印象が違います。

http://jidaraku.blog.shinobi.jp/Entry/55/フタコブルリハナカミキリ標本
2007/10/10 (Wed.)
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カミキリムシ
2007
10
07

'07年10月07日(日)
確認しておきたいこともあって、北茨城に出掛けてみました。案の定成果はありませんでしたが、材のお土産を少し手に入れることができました。これについてはいずれまた。・・・
林道の開けたところで蔓にカミキリを見つけ、寄ってみたところ、菌類に冒され、力尽きたトガリシロオビサビカミキリでした。菌類に冒されると、最期には胞子(?)を広く浮遊させるために高いところで最期を迎えるよう仕向けられると聞いたことがありますが、これは本当でしょうか?偶然でしょうか。
実際には、蔓上で果てた後に菌類が取り付いたのかも知れません。
いずれにしても、動かないカミキリムシ、それも大好きなトガリシロオビサビカミキリを見るのは、いかに秋とはいえ、淋しい風景でした。
http://jidaraku.blog.shinobi.jp/Entry/53/やはり動かないと淋しい
2007/10/07 (Sun.)
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カミキリムシ
2007
10
05

巨大ホソキリンゴカミキリ出現か!?・・・なんちゃって
多分これまで見た中で一番小さなルリボシカミキリです。
幼虫時代の食料の絶対量が少なくて済む、即ち栄養事情に左右され難いからでしょうか?小型種のサイズは比較的安定しているように感じますが、中〜大型種では時々えらくサイズ違いの個体が見られることがあります。(そんなことはなくて、比率差で見れば同じことかも)
カミキリの中では大型種の認識でいたルリボシカミキリなのに、この個体はホソキリンゴカミキリより小さく、ミヤマホソハナカミキリより少し大きめ、トガリシロオビサビカミキリに比べるとサイズ、ボリュームともに明らかに小さいです。
ルリボシカミキリは太めの材に産卵するところを良く見かけます。この個体は細い材に産み落とされたか(考え難いです)、孵化後材から落下し、その後偶然食入った材が細かったとか、食樹として最適でない状態だった・・・などしたものでしょうか?
カブトやクワガタも矮小と言えるほど小型の個体を見掛けることがありますが、生殖能力はちゃんとあるようで、しかもその子供たちは栄養状態さえ良ければちゃんと大型個体に育つそうです。
ちなみに、写真左上がミヤマホソハナカミキリ、左下がニョウホウホソハナカミキリ、中央上がルリボシカミキリ、中央下がトガリシロオビサビカミキリ、右(下はほとんど隠れてます)上下がホソキリンゴカミキリで、すべてこの夏奥秩父で得られたものです。
http://jidaraku.blog.shinobi.jp/Entry/52/ルリボシより大きな?リンゴ
2007/10/05 (Fri.)
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カミキリムシ
2007
10
01

エリトラの瘤が良く判る写真追加しました。
何度見てもタマランなぁ〜。。。自己満足の極みであります。

『きわめてフツー』と言われるトガリシロオビサビカミキリに執着しています。
意外と出逢いの機会が少ないことも、あるかも知れません。それでも、これほど見事な造形の地味系もないんじゃないか、と。
分厚いエリトラ、瘤、翅端、上から見て、斜め前から見て、横から見て・・・・やっぱり好いんだなあ、これが。
今年は念願の茨城県ラベルも確保でき、満足でしたが、来年は人並みにフツーに出逢ってみたいものだと、思っていたりするのであります。
http://jidaraku.blog.shinobi.jp/Entry/50/トガリシロオビサビカミキリ
2007/10/01 (Mon.)
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カミキリムシ
2007
09
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最近Web Siteで、きわめて初歩的なレベル、つまり自分でも判断できる要素を折り込むことを前提に、カミキリ図鑑的なものを始めてしまいました。
→ 我が家的カミキリ図鑑へ
ぱっと見、『ルリボシカミキリ』と言うけれど、どこの何を以て判断しているのか、初めての方や私が判断する時の決め手になるようなことを、見つけ出す作業でもあります。
http://jidaraku.blog.shinobi.jp/Entry/49/ミドリカミキリ
[つづきはこちら]
2007/09/23 (Sun.)
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カミキリムシ
2007
09
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盛夏を過ぎるころ、トーシロ採集者は閑になります。クロート閑なし、トーシロ閑だらけ。
ひとえに心技体の所為ですね。で、閑になってくると標本の整理が始るのですが、だいたい奥秩父方面、茨城方面のカミキリムシがこんな風に並んでいき、あっという間に定員オーバー。
『譲り合ってご乗車願いまぁ〜す!』といったって、限界はあります。
http://jidaraku.blog.shinobi.jp/Entry/48/標本箱高いか安いか
[つづきはこちら]
2007/09/21 (Fri.)
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カミキリムシ