2009
05
03

テツイロヒメカミキリ永住権獲得?

茨城県では少し前まではあまり見掛けなかったようですが、
毎年確認できるようになったテツイロヒメカミキリです。
県南ではこれで3年連続の確認となりました。

材の整理をしていた息子が、アカメガシワから2頭、イヌザクラから1頭割り出してくれました。ご覧のようにこれといって特徴の無いカミキリムシですが、この半透明加減の鼈甲(べっこう)色が我家ではたまらなく評判が良いわけです。
テツイロヒメカミキリ09503a

こちらは頭胸部のアップ。ゴルフボールみたいな複眼ですね。
テツイロヒメカミキリ09503b

前胸背とエリトラ(elytra:翅鞘)の上部です。
好きなんだなぁあ〜これが。
テツイロヒメカミキリ09503c

2009/05/03 (Sun.) Trackback() Comment(2) カミキリムシ

2009
05
02

リンゴカミキリ後食中かも

自宅でリンゴカミキリが羽脱をはじめましたが、気温も高くなったので外にあるサクラの葉にリリースしてみました。
後食中のリンゴカミキリa

葉裏に回り込んで、静止しました。中には噛り出すような個体もいましたが、なぜか多くは静止したままでした。
後食中のリンゴカミキリb

2009/05/02 (Sat.) Trackback() Comment(4) カミキリムシ

2009
04
29

リンゴカミキリの顔比べ

顔比べといっても、みな同じ個体です。
違うのはレンズとライティングです。

まず、35mmF3.5という30年もののニッコールレンズです。
これを、前後逆さに付けて、D200のポップアップスピードライトだけで撮りました。偽色も激しく出ますが、多分2倍位の拡大(マクロ)撮影になっていると思います。
リンゴカミキリ35mm_rvs

NikonにはF(確か東京オリンピックの頃発売開始)というモンスターシステム一眼がありまして、そのマウントや多くのシステムがデジタルになった今も共有できるのが強み(弱みもありますけど)で、リバースリングは今も2000円という安さ、私は1200円位(日本製ですぜぃ、旦那!?)で買った記憶があります。

・・・で、ポップアップだけではライティングになってないので、2灯増灯して撮ったのが次の写真です。(アングルやピント位置が違うのはご容赦を)
リンゴカミキリ35mm_rvs多灯
それなりにスッキリしてきましたが、更に配光やデフューザを工夫すればもう少し良くなるはず。それが判っていて、適当にやってしまうのが私の悪い癖であります。

お次は60mmのAFMicroレンズ(先代です)に40年ものの接写リングを付けて[ややマクロ]にしてみました。ライティングは同じです。
リンゴカミキリ60mm_接写リング

最後に60mm単体で撮影した等倍写真です。
リンゴカミキリ60mm

60mmAF以外は昔の機材なのであまり使う気にならなかったのですが、フィールドに出られない暇潰しに試してみたところ、まだまだしっかり機能してくれます。
もう少しきちんと使って性能を使い切れるよう工夫してみようと思います。


※画像はピクセル等倍ではなく、0.6倍に縮小しています。

2009/04/29 (Wed.) Trackback() Comment(2) カミキリムシ

2009
04
21

ニイジマチビカミキリ

羽脱してきたニイジマチビカミキリです。
ニイジマチビカミキリ
今年2月につくば野でアカメガシワの落ち枝を拾ってきました。目的はテツイロヒメの材探しでしたが、それらしい独特の切り口の落ち枝は無く、他にも(場所的に普通種ばかりですが)いろいろなカミキリが出て来ることがあるので、持ち帰っておいたものからの羽脱でした。

ニイジマチビカミキリ
これで体長5ミリにやっと届くかという小型種ですが、広角レンズを逆向きに装着し拡大撮影を試みました。デジタルカメラで一番ありがたいのは、フィルムという高額消耗品が不要なため、撮り直しが利くところですが、小型のカミキリムシはなかなか落ち着いてくれません。

2009/04/21 (Tue.) Trackback() Comment(2) カミキリムシ

2009
04
19

ヒメリンゴを食べるヒナルリハナカミキリ

前出のヒナルリハナカミキリです
ヒナルリハナカミキリ
ケースに入れておいたら何となくでれぇ〜んと元気が無くなったので、リリースしてあげようと思い外に出まして。ふと目に付いたヒメリンゴの花に乗せてみたら、案外良く食べるんですね、これが。
[集虫力]という点ではどうかと思いますが、やはり空きっ腹には勝てないようです。それに地域地域での出現期と、その時期多い花、という関係性も考えてみる必要がありそうです。

2009/04/19 (Sun.) Trackback() Comment(0) カミキリムシ

2009
04
19

案外分厚いヒナルリハナカミキリ

お馴染みヒナルリハナカミキリです。
見掛ける機会が多い割に、写真が少ないカミキリの代表格でもあります。
ヒナルリハナカミキリ
小型の昆虫全般に言えるのですが、案外奥行きがあってピントの合う範囲が狭いのです。一眼(撮像素子の大きなカメラ)を使われてらっしゃる方にはお判りいただけると思いますが、エリトラ(翅鞘)にピントを持ってくると頭部がぼんやりするし、眼にピントを合わせるとエリトラがぼけます。
解決の[引き出し]をあまり持ち合わせていない私の今回の対応は、2枚の写真を準備してクビ(前胸背)の前と後に分け、合成するというかなり強引な後処理でした。
増灯して絞り込むとか、もう少し気の利いたことができると良いのですが、活発な個体や屋外ではこんな強引な後処理も、許容するしかないのかなぁ〜、と自己弁護に走るのであります。

2009/04/19 (Sun.) Trackback() Comment(2) カミキリムシ

2009
04
19

活動開始かも

[お印]を出しはじめたカエデです。
カエデの脱糞口
茨城県北部のとあるダム湖の畔、遊歩道になっています。ここは何かの記念に地元の人がカエデなどを植えたりしているようで、ところどころ[・・・卒業記念]などと札のかかったカエデが見られます。
その中の一本にアオカミキリの羽脱口が多く見られましたので、近づいたところ。
新しい糞を出している穴がいくつもありました。幼虫が活動を開始し、いよいよ羽化に向けた最後の段階に突入しているのかも知れません。このカエデまだ生きていますが、それこそ“虫の息”でして、半立枯れでした。この分だと今シーズンの羽脱が最後だろうと思われます。
羽脱してくる頃、ここを訪れることができるかどうか、それはそれは難問なのであります。

2009/04/19 (Sun.) Trackback() Comment(0) カミキリムシ

2009
03
28

熊谷(会社)のスギカミキリ

3月24日[会社的スギカミキリ]を探しました。

熊谷工業団地の片隅にある会社の裏の小さな公園で、スギ、ヒノキ、トウカエデ、ケヤキなどが植わっています。周囲にはセールスやサービスマンが車を停めて、ささやかな休憩をするようなところです。
会社裏公園
今年は既に茨城で確認できているので、慌ただしい昼休みにチェックしてみました。

古い羽脱口が集中している、殆ど立枯れ状態のスギばかり目立ちます。
会社裏公園の杉
健康なスギは殆ど無く、いずれすべて枯れてしまい、スギカミキリの姿も見られなくなるかも知れません。
探すことしばし・・・

見事に新しい羽脱口がありました。
スギカミキリの羽脱口
そして、この裏側には・・・・
スギカミキリ♀
やっぱりいましたスギカミキリ。
ですが、♀ですね?!つくば野では♂ばかりだったのに?
もう少し周辺も確認したかったのですが、昼食の時間が無くなってしまうので、これにて打ち切りとなりました。

・・・・・で、その2日後、無事♂発見です。
スギカミキリ♂
樹皮をめくり上げて見ていると、元気よく歩き去って行ってしまいました。さすが男の子??

2009/03/28 (Sat.) Trackback() Comment(0) カミキリムシ

2009
03
23

スギカミキリ黒化型

茨城県産のスギカミキリです。
ご覧のように斑紋が消失して、黒化しています。(左下は室内撮影)
スギカミキリ黒化型
普通スギカミキリは黒いエリトラ(翅鞘)に4つの黄斑があり、独特の彫刻のある前胸背と共に、それが美しい魅力になっているのですが、ときおり見掛けるこの黒化型がまた何とも言えず魅力的です。
本来の意味とは違いますが、我家的スプリングエフェメラルなカミキリムシであります。

2009/03/23 (Mon.) Trackback() Comment(0) カミキリムシ

2009
03
20

栃木でスギカミキリ

栃木市郊外の神社です。昨年は日本スズメバチを確認しただけで終わりましたが、今年は暖かい日が続き、神奈川東京方面とはいえ、少し前にしまちゃんさんから『スギ出てるよん!』と情報をいただき、『おっしゃ〜』と出掛けた(実際は彼岸参りのついで)わけです。

スギカミキリペア

無事墓参も済ませ、母の実家近くの大きな神社を散策することしばし、息子が見事初物を出してくれたのですが、車に積んだはずのカメラ見つかりません
こんな時に限っていつもそうです。で、息子が携帯でパチリ。
毎年簡単に見ることができるカミキリですが、やはりシーズン初めに大型の美しい姿を見るのは高揚します。どうやら今年のスギカミキリは桜の開花を待てなかったようです。


で、帰宅すると玄関にカメラが_| ̄|○

ともあれ室内撮影です。
こちらが♂
スギカミキリ♂

で、立派な♀です。
スギカミキリ♀

で、こちらはお馴染みリンゴカミキリの幼虫の入った枝ですが、実はこれ我家的に初物なんです。どこが初物かって、これ梅の枝なんです。バラ科に入るので別にって感じですが、桜ではお馴染みですが、梅は剪定を受けることも多く、好みもあるらしく、メデタク確保できたわけです。
リンゴの梅

2009/03/20 (Fri.) Trackback() Comment(8) カミキリムシ

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