2024
07
18

セグロアシナガバチ・背黒脚長蜂_21630

セグロアシナガバチ・背黒脚長蜂_21630a-c
Seguro-Ashinagabachi
A kind of Paper wasp in Kashiwa city, Chiba prefecture, Japan.
[ Polistes jokahamae ]
膜翅目(Hymenoptera)スズメバチ科(Vespidae)アシナガバチ属(Polistes)


公園のヤブカラシに来ていました。
20~26mmほどでアシナガバチとしては大型です。
関東近県では普通に見られ、秋も深まると公園の木の幹に雄蜂が一頭ずつ陣取っているのを見ることができます。腹部の黒帯はモンスズメバチのように波打って見えます(個体差あり)。


スズメバチ属に比べて攻撃性は弱く、危険性は低いですが、身近で数も多いためかアシナガバチの中では被害件数が最も多いと言われます。人の目の高さくらいにも営巣するので、注意が必要です。


ほぼ同様のサイズと攻撃性を持ったキアシナガバチに似ていますが、前伸腹節(感覚的には胸部最後部の逆円錐部)背面に一対の黄色い斑紋があるのがキアシナガバチ(やや小型のヤマトアシナガバチも同様の斑紋あり)で、本種には斑紋が見えません。
 ・・・なので『背黒』?

2024/07/18 (Thu.) Comment(0) 膜翅目/蜂・蟻

2024
07
14

ラクウショウ・落羽松(ヌマスギ・沼杉)_21625

ラクウショウ・落羽松(ヌマスギ・沼杉)_21625a-b
Rakuu-Shou
Bald cypress in Kashiwa city, Chiba prefecture, Japan.
[ Taxodium distichum (L.) Rich. ]
ヒノキ科(Cupressaceae)ヌマスギ属(旧体系ではスギ科)

落葉針葉高木で、水に強く、根本が水に浸かっていても問題なく生育できるので、公園の水際にも多く植栽されていますが、通常の土壌でも生育します。なお、水際では気根と呼ばれる呼吸根が出てきます。メタセコイアに似ていますが、枝振りや葉の生え方(メタセコイアは対生、本種は互生)で見分けられます。
樹冠が尖らず丸みを帯びた(メタセコイアは尖る)樹形をしていて、下方の太枝は一旦下に向かってから上に伸びていきます(メタセコイアは双曲線のプラス側のように常に上に向かいます)。


若い実が付いていましたが、表面は不規則な亀の甲羅のように分かれているのが見えます。

2024/07/14 (Sun.) Comment(0) 植物

2024
07
14

メタセコイア・曙杉・水杉_21625

メタセコイア・曙杉・水杉_21625a-c
Metasekoia
Dawn Redwood in Kashiwa city, Chiba prefecture, Japan.
[ Metasequoia glyptostroboides ]
ヒノキ科(Cupressaceae)メタセコイア属(アケボノスギ属)
※21世紀になるまではスギ科に分類されていました


各国各地の公園に植栽されていて、日本では水辺に植栽されることの多いラクウショウに似ています。樹形全体を遠目で見ると樹冠が尖っているので二等辺三角形に近いシルエットになります。


中国原産で生きている化石とも呼ばれており、高50メートルになることもある落葉高木で、枝は対生または対生状に付き、葉は短枝に対生して付きます。


実が膨らんでいましたが、整った集合体になっています。ラクウショウの実は入り組んだようになります。

2024/07/14 (Sun.) Comment(0) 植物

2024
06
16

BIC ライターのはなし

ボールペンだけじゃない!
登山家もお薦め? BICライターの話しです

フィールドで遊んだり、緊急備蓄品の中に加えるために
BICのライターを取り寄せました。
左側が電子式で、右側が昔ながらのフリント式です。


なぜBIC(フリント式)なのかというと・・・
低温に強いと言われるイソブタンガスが充填されており
昔ながらのフリント式で着火も安定
デルリンの丈夫なケース
気になる部分の仕様はWebSiteで公開している
といったことでしょうか。

電子式は低温や高所で点火能力が落ちてしまい、登山家にはフリント式ビックライターが人気とか。
(着火道具は3通り準備が基本とされていますので、念の為)

フリントパラドックス????
実は、使い捨てフリント式ライターの最大の欠点がフリントだといわれます。
フリントは水に弱く、水没したり激しく濡れた状態で放置するとボロボロ(酸化?)に崩壊してしまうことがあるようで、被害にあったライターをフィールドに持ち出したり緊急用に備蓄するのは避けるべきです。
(使い捨ての場合、フリントを取り出して乾燥し、また戻すというのは困難です)
そして、出かける前や緊急用に備蓄する前には必ず着火テストをしておきましょう。

ご参考:
BIC サイト

2024/06/16 (Sun.) Comment(0) 道具・工具

2024
06
14

花はどこへ行った:アジサイの花

アジサイの『花』は花じゃない・・・ということは案外知られています。
つまりガクアジサイ(原種?)の周りを飾っているアレ、いわゆる『装飾花』と呼ばれるものと同じものだということです。
じゃあ家庭や公園でよく見かける玉咲き(手毬咲きと言うらしい)のアジサイには花(真花)はないのか?というと、あることはある、、、というのも知られ始めているみたいで・・・

我が家の玉咲きアジサイ(セイヨウアジサイと思われます)ですが


花を縦割りしてみると・・・・

こんな感じで装飾花に隠れて真花が見つかるわけですが、稔性については非常に低いんじゃなかろうかと思ってまして、我が家では種を見たことがありません。

※欧州に渡ったホンアジサイが品種改良を更に続けられて里帰りしたのがセイヨウアジサイと言われており、少なくとも品種改良には稔性が無いと困りますよね。
一度は種を見てみたいものです


ガクアジサイ:Hydrangea macrophylla Ser. f. normalis
ホンアジサイ:Hydrangea macrophylla Ser. f. macrophylla
セイヨウアジサイ:Hydrangea macrophylla Ser. f. hortensia

2024/06/14 (Fri.) Comment(0) 植物

2024
05
31

ニホンミツバチとセイヨウミツバチを見分ける

ほぼ(=probably:十中八九)体色が黒っぽいのがニホンミツバチということで間違いないはずなんですが、そこはやはり知りたいこともあるわけで・・・・


粗っぽい絵ですけど、翅脈で見分けるポイントをご参考まで・・・

2024/05/31 (Fri.) Comment(0) 膜翅目/蜂・蟻

2024
01
20

半世紀前の手袋

抽斗の奥から懐かしい小物が出てきました。
半世紀前に冬の山歩き用に購入したウールの手袋です。


未脱脂のウールは高価なので、後処理でオイルを足したものでした。
ハンガリー製と印刷されたタグがまだ残っています。
当時の秋葉原〜御茶ノ水界隈には大小のスポーツショップがあって、いろいろな物が手に入りました。
本品は友人との奥多摩での越年や、丹沢の独り歩きなど、厳冬期のみしか使っていませんが、すっかり油っ気も抜けてしまっています。
それでも、関東南部では超オーバースペックで暑くて着けていられなくなるくらいの保温性があります。

オプティマスやコールマンのガソリンストーブは今も現役ですし、当時は手間も安かったので、『庶民価格』でも長く使えるものばかりでした。

2024/01/20 (Sat.) Comment(0) 自堕落な日常

2023
12
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カタバミ(ムラサキカタバミ)・酢漿・片喰_22619

カタバミ(ムラサキカタバミ)・酢漿・片喰_22619
Katabami(Murasaki-Katabami)
Violet wood sorrel in Kashiwa city, Chiba prefecture, Japan.
[ Oxalis debilis ]
カタバミ科(Oxalidaceae)カタバミ属(Oxalis)

カタバミ類の中ではずっと身近な住人、ムラサキカタバミです。

カタバミ類は判り難いものも多く、同定が難しいです。
とくに昔ながらのカタバミ(Oxalis corniculata)は激減し、1965年に京都で見つかった帰化種のオッタチカタバミ(Oxalis dillenii)に置き換わっているらしく、他にも身近なムラサキカタバミ(Oxalis debilis)、比較的判り易いアカカタバミ(品種:Oxalis corniculata f. rubrifolia)など種も含め、多数の変種や品種があります。(Wikipediaの『カタバミ』のページには19種の一覧がありました)

※身近で『判りやすいはず』の本種ムラサキカタバミ(Oxalis debilis)にもイモカタバミ(Oxalis articulata または Oxalis rubra)、ベニカタバミ(Oxalis brasiliensis)などの近似種がありますが、本種は花芯の色が淡く雄蕊の葯が白いのが特徴です。

2023/12/13 (Wed.) Comment(1) 植物

2023
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カタバミ(アカカタバミ)・酢漿・片喰_22619

カタバミ(アカカタバミ)・酢漿・片喰_22619
Katabami(Aka-Katabami ( probably ) )
Creeping red woodsorrel in Kashiwa city, Chiba prefecture, Japan.
[ Oxalis corniculata L. forma rubrifolia ]
カタバミ科(Oxalidaceae)カタバミ属(Oxalis)

カタバミの品種、アカカタバミと思います。オリジナルのカタバミは減りましたが、アカカタバミは環境に強いらしく近所でも普通に見られます。

カタバミ類は判り難いものも多く、同定が難しいです。
とくに昔ながらのカタバミ(Oxalis corniculata)は激減し、1965年に京都で見つかった帰化種のオッタチカタバミ(Oxalis dillenii)に置き換わっているらしく、他にも身近なムラサキカタバミ(Oxalis debilis)、比較的判り易いアカカタバミ(品種:Oxalis corniculata f. rubrifolia)など種も含め、多数の変種や品種があります。(Wikipediaの『カタバミ』のページには19種の一覧がありました)

2023/12/13 (Wed.) Comment(0) 植物

2023
12
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サルスベリ・百日紅_22815

サルスベリ・百日紅_22815a-b
Saru-suberi
Crape myrtle in Kashiwa city, Chiba prefecture, Japan.
[ Lagerstroemia indica L. ]
ミソハギ科(Lythraceae)サルスベリ属(Lagerstroemia)
ミソハギ科の落葉中高木で、樹皮がよく剥がれて滑りやすいので『猿滑り』です。
[百日紅]というのは花の期間が長い(7~10月)からで、丈夫で管理もし易いためか、公園や街路、庭木まで、広く植栽されています。

露出時間: 1/250
フラッシュ: オン、リターン未検出
Fナンバー: 16
ホワイトバランス: ホワイトバランス自動
ISO: 800
レンズ名: AF-S DX Micro Nikkor 85mm f/3.5G ED VR
画像入力機器のモデル名: NIKON D800E




Fナンバー: 16

2023/12/12 (Tue.) Comment(0) 植物

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