2009
11
21
茨城県南部の里山を散策して、出逢いました。
せめてアカガネオサムシくらいはと思ったのですが、湿地に道路が
通るらしく、桟道のように渡されていた板がすべて撤去され、重機
の音も聞えていました。近場の貴重な産地ですが、この先どうなっ
てしまうのか、とても心配です・・・・
そんなわけで、常連のルイスオオゴミムシです。
あとひとまわり大きければ人気者なのに、と見るたびに思います。
上翅の間室が乱れています。
羽化不全と呼ぶようなものでは無いでしょうけれど、オサムシや
ゴミムシの仲間には、このようなアンバランスな個体が多く見ら
れるように感じます。
こんな散歩道の脇でよく見掛けます。
今日はこの他にアオオサムシが何頭か出ただけ。
あまりにもいつも通りの虫だけの散歩でした。
http://jidaraku.blog.shinobi.jp/Entry/273/ルイスオオゴミムシ
2009/11/21 (Sat.)
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鞘翅目/甲虫
2009
07
29
2009年07月28日
クヌギの樹液で[常備品]的なヨツボシケシキスイです。
常にいるので、写真も殆ど撮っていませんでした。
この夜クヌギの樹液に来るアカアシオオアオカミキリを
探しに出掛けましたが、無事に確認、採集もできました。
その後、普段写真を撮っていないヨツボシケシキスイを
持ち帰り、飼ってみることにしました。
腹側から眺めると、クワガタの♀のようにも感じます。
これでサイズは15ミリほど、案外大きい♂でした。
ダニが付いていますが、何事も無く元気にしています。
♂の大腮(たいさい:大あごのこと)は、クワガタのような
魅力的な形をしています。♀は[素直な]形をしています。
上から・・・・・
横から・・・・・
※ スピードはありませんが、ちょこまかと動きまわります。
横アングルの撮影時には、ティッシュに蜂蜜を薄めた液を
染み込ませ、[組み付かせて]無事撮影できました。
http://jidaraku.blog.shinobi.jp/Entry/254/ヨツボシケシキスイ♂
2009/07/29 (Wed.)
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鞘翅目/甲虫
2009
07
15
やはり綺麗の代表と納得のヤマトタマムシです。
頭の先からお尻まで、表も裏も、脚も、触角も、すべてが美しい昆虫です。
昔は単にタマムシと呼んでいたと思うのですが、今はヤマトタマムシと呼ばれるようです。
エノキの高枝を飛翔する姿を良く見かけます。
採集したのは茨城県のとある公園ですが、我が家の子供たちがまだ小さくてネットも振れなかった頃から、毎年発生しています。つまり20年も群れていてまったくエノキの枯れる様子はありません。幹にも脱出口が見当たりません。
ってことは、幼虫が食害しているのは別の樹種だろうということになりそうですが、さて?
このエノキには後食とペアリングに来るのではと考えています。周囲はサクラがこれでもかと植栽されており、樹皮にはヤマトタマムシだけでなく、ヤツメカミキリ、コスカシバの食害を思わせる痕跡が沢山見つかります。そして中には立ち枯れてしまったサクラもあるのです。
ヤマトタマムシは案外普通にいますが、高いところを翔びます。天気の良い日に活発ですので、逆光でその飛翔影を見上げて、識別しなくてはいけません。
しかしありがたいことに、独特なシルエットなのですぐそれと判ります。
ヤマトタマムシはエリトラ(elytra:翅鞘:上翅:甲虫独特の固い翅)をやや斜め後方に開いた状態で飛翔しまので、見上げると頭の飛び出た矢印(羽の真っ直ぐなツバメの縮小版?というか、まあ、表現が下手くそでスミマセン)のように見えます。見つけた後は少々厄介で、5メートルクラス(我が家は7メートルの玉網の柄を流用していますが、できれば10メートルは欲しいところです)以上の長竿を持っていないと簡単には採れません。
http://jidaraku.blog.shinobi.jp/Entry/252/ヤマトタマムシ
2009/07/15 (Wed.)
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鞘翅目/甲虫
2009
05
04
自宅のマーガレットに小さな甲虫が何頭かやって来ていました。
花にいる時は愛らしいヒメマルカツオブシムシです。
幼虫はウール製品やその名の通り鰹節などの乾物、そして標本その他を食害する、人の生活にとって[天敵]という嫌われ者です。
*28mmレンズを逆向きにして撮影しました。
http://jidaraku.blog.shinobi.jp/Entry/238/ヒメマルカツオブシムシ
2009/05/04 (Mon.)
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鞘翅目/甲虫
2008
05
17
虫のうんちがぽろりんこ
やがて手も出る足も出る・・・・・
全国のムシクソマニアに限らず、虫好きならみんな大好き、ムシクソハムシ(ツツジコブハムシ)登場であります。今まで何度か里山のコナラなどにやって来たものを偶然息子がネットインした(多分真正ムシクソハムシ)ことはありますが、いつものフィールドで狙って採ったのは今回が初めて。いるところにはわんさかいますが、ツツジは薬を使われてしまうことが多いので、正直見つけ難かったです。
奥さんの園芸用品を買うついでに立ち寄ったため、じっくりチェックできませんでしたが、アカガネサルハムシやウバタマムシも見られ、案外満足して帰ったのであります。
カミキリ? あと2週間位したら、いつもの地で疎遠だったカミキリを探してみようと、こそぉ〜り狙っていたりしております。
待ってろよぉ〜〜筑波山!!
http://jidaraku.blog.shinobi.jp/Entry/159/マニアにはたまらないかも
2008/05/17 (Sat.)
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鞘翅目/甲虫
2008
04
28
案外身近なようで、結構久し振りだった
エゴシギゾウムシでした。
4月27日はネジロカミキリ、キクスイカミキリが出ていないだろうかとつくば野を散策してみましたが、見事に振られ、『リトライだね』などと話しながら、散策を続けたところ、整理されたエゴの切株に菌類が繁殖してオレンジの海のようになっているところがありました。水揚げの良いミズキの切り株もよくこんな風になりますが、ここにふわりと降り立ったのがエゴシギゾウムシでした。燕尾服のような模様は上から見るとカタカナの『エ』です。右触角を失っていましたが、元気に歩いていました。正面から顔を撮りたかったのですが、そっぽを向かれてしまったのは残念。
結局カミキリムシはゴマフカミキリ(この場所では初)、ヒメスギカミキリのみでしたが、羽化後間も無いと思われるウバタマムシを見ることができました。ここでは松類が減っており、残った樹への薬剤投入が激しいためか、しばらく出逢いが無かったので、嬉しい再会でした。
▼
そんなこんなで、その時の様子など
http://jidaraku.blog.shinobi.jp/Entry/151/エゴで鴫で、象な虫[updated]
2008/04/28 (Mon.)
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鞘翅目/甲虫
2007
12
31
今年最後のムシの写真は
心をとろとろにしてくれちゃうルリセンチです。
緑掛かった引き込むような輝きにうっとり見とれております。
今回もプラ板ディフューザを使っています。
オオセンチ、ミドリセンチもならべて
→ 【こちら】にもアップしてあります。
(リンク先はしばらくすると更新されてしまいますので、ご了承ください)
今年もいろいろありがとうございました。
それではみなさま、良いお年を
http://jidaraku.blog.shinobi.jp/Entry/90/とろとろルリセンチ
2007/12/31 (Mon.)
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鞘翅目/甲虫
2007
12
30
光り物の王道、ミドリセンチをディフューザで撮ってみました
あんまり奇麗なので、拡大画像もちょっと大きめになってます。
たまりませんねぇ〜。
限りなくみぃはぁ的ではありますが、ここまで絶妙に輝かれては
人工物では太刀打ちできません
何となく原理は解っていても、画面でならRGB、印刷ならCMYKで、どうしてこういうふうに金緑や、黄金色とかに感じられるんでしょう。
ともあれ、もうメロメロであります。
もえびさま、あらためてお礼申しあげます。どうもありがとうございました。
http://jidaraku.blog.shinobi.jp/Entry/89/めろめろミドリセンチ
2007/12/30 (Sun.)
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鞘翅目/甲虫
2007
11
26
色褪せしそうな割に奇麗なままのハンミョウの標本です。
秋口につくばの北で群れているところを数頭採集しましたが、思ったよりも色褪せず、美しい姿を残してくれています。
http://jidaraku.blog.shinobi.jp/Entry/78/案外奇麗なままのハンミョウ標本
2007/11/26 (Mon.)
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鞘翅目/甲虫
2007
11
23
息子が標本の整理を進めていまして、折角なので写真も撮ろうと物色しました。
少し前にもえびさんにいただいたミドリセンチ、ルリセンチ、オオヒョウタンゴミムシが圧倒的な存在感で眼に飛び込んできました。何葉か撮りましたが、光り物の中でもミドリセンチやルリセンチは特に難しく、感動的な色を出すのは至難の業といえそうです。照明か多灯スピードライトシステム買っちゃおかな・・・
ともあれ、まずはジャブ程度、前脚(前肢)のアップです。ご堪能下さい。
ミドリセンチの左前脚
オオヒョウタンゴミムシの左前脚
ジックリ見直してまた惚れ込んでしまいました。
あらためてお礼申し上げたいと思います。
もえびさま、どうもありがとうございました。
※口器も凄まじく魅力的ですので、いずれまたアップさせていただきます。
http://jidaraku.blog.shinobi.jp/Entry/77/いただきものの超美脚
2007/11/23 (Fri.)
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鞘翅目/甲虫