2007
10
05
ルリボシより大きな?リンゴ
巨大ホソキリンゴカミキリ出現か!?・・・なんちゃって
多分これまで見た中で一番小さなルリボシカミキリです。
幼虫時代の食料の絶対量が少なくて済む、即ち栄養事情に左右され難いからでしょうか?小型種のサイズは比較的安定しているように感じますが、中〜大型種では時々えらくサイズ違いの個体が見られることがあります。(そんなことはなくて、比率差で見れば同じことかも)
カミキリの中では大型種の認識でいたルリボシカミキリなのに、この個体はホソキリンゴカミキリより小さく、ミヤマホソハナカミキリより少し大きめ、トガリシロオビサビカミキリに比べるとサイズ、ボリュームともに明らかに小さいです。
ルリボシカミキリは太めの材に産卵するところを良く見かけます。この個体は細い材に産み落とされたか(考え難いです)、孵化後材から落下し、その後偶然食入った材が細かったとか、食樹として最適でない状態だった・・・などしたものでしょうか?
カブトやクワガタも矮小と言えるほど小型の個体を見掛けることがありますが、生殖能力はちゃんとあるようで、しかもその子供たちは栄養状態さえ良ければちゃんと大型個体に育つそうです。
ちなみに、写真左上がミヤマホソハナカミキリ、左下がニョウホウホソハナカミキリ、中央上がルリボシカミキリ、中央下がトガリシロオビサビカミキリ、右(下はほとんど隠れてます)上下がホソキリンゴカミキリで、すべてこの夏奥秩父で得られたものです。
2007/10/05 (Fri.) Comment(2) カミキリムシ
Genkaさま
コメントありがとうございます。
いつも息子がやってくれているので、私は苦労していませんが、これだけ小さいと展足も楽じゃないみたいです。ルリボシは案外小型の個体が交じっていますが、さすがに楽々と台紙に乗ってしまうサイズは初めてでした。
takao_bw URL 2007/10/06 (Sat.) 18:03 edit