2011
07
16

♪久し振りにぐるり虫巡り

・・・というわけで、久し振りに虫巡りに出掛けまして。。。
もちろん大したもんじゃないんですけど、
私的にはほぼ1年ぶり。しかも単独。
なので、実績のある場所をくるりんぱ、と巡ることになりました。

まずは・・・・熱々の材置き場。
土場

クビアカトラカミキリ[Xylotrechus rufilius rufilius Bates,1884]
カミキリ亜科トラカミキリ族トラカミキリ属
クビアカトラカミキリ
材に飛来しては目にも止まらぬ速さで駆け回ります。私が経験した中でも
一番の韋駄天カミキリです。材の裏で僅かに停止することがありますが、
単独時は概ねコマネズミか、人の気配に気付いたゴキのように活発です。
いきおいペアでいる写真が多くなります。
こうしてじっくり眺めると、とても美しく端正なトラカミキリですね。

続いてカラムシの叢
カラムシ

ラミーカミキリ[Paraglenea fortunei (Saunders,1853)]
フトカミキリ亜科トホシカミキリ族ラミーカミキリ属
ラミーカミキリ
実際に見つけたのは上の写真のカラムシではありません。
道の反対側の河原沿いの、痩せて小規模なカラムシの叢でした。
以前見掛けた巨大な叢はすっかり苅られてしまい、やっと一頭
確認することができたのでした。

この後、ご紹介できるようなカミキリムシが見つけられず、
『KEIZIがいないと見つからないなぁ』と、当然のことを心の中で
つぶやきつつ、ドライブがてら、秩父を抜けて熊谷に戻ることに。

で、川本の国道裏の桑畑
桑

トラフカミキリ[Xylotrechus chinensis Chevrolat,1852]
カミキリ亜科トラカミキリ族トラカミキリ属
トラフカミキリ
夏の真っ昼間はこれですね、これ!
やはりトラフカミキリがいないと始まりません。
私にしては珍しく、複数見つけることができまして、
まずはメデタシメデタシ・・・・????

2011/07/16 (Sat.) Comment(4) とりま:簡易記録的に

2011
06
08

♪産んで産んで・・・朽ちていく[updated on Jun.08,2011]

[updated on Jun.08,2011]
shigeさんから、2枚目の写真について、『エゾオナガバチですね』、とアドバイスを
いただきました。確認したところ、ご指摘通りでした。
※最初の同定時、『オオアメイロオナガバチかオオホシオナガバチのどちらか』と
思い込んでしまい、他の可能性が見えなくなっていました。
こうしてご指摘をいただけるということが、とても幸せなことだと感じつつ、
お詫び方々訂正させていただきます。
(その他に管理している拙サイトもこれから修正に入らせていただきます)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

千葉県某公園裏。

昨年まではまだ生きていましたが、今年は完全に立ち枯れてしまったイタヤカエデ(園芸種なのでイタヤメイゲツとかいうのかも?)に昨年と同様せっせと産卵するキスジトラカミキリです。
キスジトラカミキリ
キスジトラカミキリが生きたカエデを枯らすとも思えず、どうもアオカミキリが食害したりキバチの仲間などが入るのではと思えます。それで枯れてきたあたりに取りついているのでしょう。

で、この幹の裏側には・・・・

キバチの幼虫を狙って産卵するという(つまり、園芸家にとっては益虫ということになります)エゾオナガバチ[← オオアメイロオナガバチ 誤同定でした。お詫びして修正させていただきます。]がせっせと産卵していました。
エゾオナガバチ
→ 画像ファイル名が[oameiroonagabati10626.jpg]のままですが、お許しください。

非常に大きくて、この個体で体長5センチはあろうかと思うほどで、他にも一頭来ましたが、羽音は低く、スズメバチなど興奮させてはいけない種類でないことは見なくても判りますが、振り向いた目の前に大きな姿があると一瞬たじろいでしまいます。産卵管は更に長く、頭部から産卵管の先端までは15センチになろうかと思えるほど見事なもので、こんな大きな蜂の存在にこれまで気付かずにいたことに、あらためて驚いてしまうのでありました。

なお、オオホシオナガバチという似た種類がいるようですが、もう少し小さく、胸の黄色い模様が違っていました。

2011/06/08 (Wed.) Trackback() Comment(4) とりま:簡易記録的に

2010
08
15

♪懐かしい森は今も?

つくば野から望む筑波山は・・・・
相変わらずコントラストの低い姿でした。
つくば野から山を望む

つくば野で虫を掬うのはしばらくお休みです。
つくば野をバックに掬う

かつて萩がありまして、ホソキリンゴが翔び交った広場も、
ただの平地になって、今は何となく淋しそうです。
萩棚の跡

桑も3分の1位に減りまして、曝されています。
桑もほぼこれだけ
ここの桑にはいろいろ教えてもらいました。

子供たちを育ててくれた森ともしばらくお別れです。
懐かしく歩く
ここで遊ばせた子供にはゴミを棄てないDNAが育ちます。
  (ポケットやカバンがゴミだらけになって、
   母親は苦笑いしますけどね)

いつまでも子供たちの声が弾む森であって欲しい。。。
とあらためて願うばかりです。

というわけで、この夏の虫詣では区切りをつけまして、
次に備えることになりました。

思い入れ深い茨城県も、涼しくなるまでしばらくお預けです。

・・・・・ 多分。。。。

2010/08/15 (Sun.) Comment(0) とりま:簡易記録的に

2010
07
28

♪花がだめなら粘るのです

前夜強烈な豪雨が襲ったので心配でしたが、、、
思い切って出かけてみると。
嬉しいことに、我が家的初採集種が三つも!

その1:スネケブカヒロコバネカミキリ
スネケブカヒロコバネカミキリ
フライング気味でしたが無事一頭確保!
噂に違わぬ異形のカミキリムシでした。
何となく漂う異国ムードがたまりません。

その2:ホソヒゲケブカカミキリ
ホソヒゲケブカカミキリ
正直私には何やら判りませんでした。
自宅に戻って写真を撮ってから、図鑑と照合してKEIZIと同じ結論がインプットされるというお粗末ですが、まあ今に始まったことではありませんので。

その3:タイワンメダカカミキリ
タイワンメダカカミキリ
カッコウメダカかと思ったのですが、持ち帰って再確認し、嬉しい訂正でした。

我が家的には大いに喜ぶべき成果です。
しかし大きな問題がひとつ。
ネットインの瞬間、私は他をうろうろしていたのであります。
3種とも。なんだかなぁ・・・

2010/07/28 (Wed.) Comment(2) とりま:簡易記録的に

2010
07
19

♪渋滞を越えて

7月18日、予想通り渋滞していましたが、茨城県の北部で遊んできました。

トラフホソバネカミキリ
トラフホソバネカミキリペア
ガマズミの葉にいましたが、このガマズミと隣のリョウブにはシラホシカミキリが三々五々訪れていました。
で、トラフホソバネカミキリですが、出逢いまでは苦労しましたものの、翌年からは順調に確認できるようになりました。ただしエリアが限られているので、今後新しいポイント探しが課題になります。季節的にそろそろ終わりなのか、数は思い切り減っていました。今まで数を確認できたのは曇天、または雨でしたが、今回は晴天。天気との関係性が見えていません。
1万円代で手に入れたコンパクトカメラで撮ったのですが、かなりいい感じです。ってことは今までちゃんと使えて無かったってことになりますね。

アオスジカミキリ
アオスジカミキリ
クマシデに大きな触覚と影が見えたので、クワカミキリやミヤマカミキリかと思ったのですが、面白いので叩いてみると、巨大なアオスジカミキリでした。羽化に失敗したのか触覚が途中で半折れのようになっていました。

ニセビロウドカミキリ
ニセビロウドカミキリ
スピードライトを焚いてしまったので判りにくいですが、上翅に特有の模様が見えます。実は茨城県産は初遭遇でして、以前秩父で見た個体(採集後標本整理してから気づきました)はもっと大きなものでした。この個体は小柄で、上の写真のトラフホソバネカミキリのメスの方が大きいくらいです。

2010/07/19 (Mon.) Comment(2) とりま:簡易記録的に

2010
06
26

♪青と茶

♪狙い通り??
 アオカミキリとチャイロヒゲビロウドカミキリです。

まずはアオカミキリ
アオカミキリ
昨年はマテバシイに訪花したところを確保したのですが、今年は花がすでに終わりかけていて、影もありませんでした。そこで、イタヤカエデが植わっている一隅にイイ感じにアカメガシワが咲いていまして、見事確保。前胸背から前が花粉塗れで、唐揚げ粉でも浴びたみたいです。

で、チャイロヒゲビロウドカミキリ
チャイロヒゲビロウドカミキリ
昨年は食害痕の確認で終わりましたが、今年は樹液が出ている新鮮な脱出口がいくつか確認でき、目視を目指したのですが、もともとあまり明るくない場所にある上にぽつぽつ雨粒も落ちる曇り空。枯れ部分などを掬うと、一発でネットイン。その他にも結構數がいて、落ちる途中で翔び去る姿はまるでハナカミキリのように活発です。
今回はスレたもの、比較的新鮮なものも含め♂ばかり。残念ながら♀は確保できませんでしたが、無事千葉県発遭遇を果たすことができました。

アドバイスいただいたみなさま、
どうもありがとうございました<(_ _)>

2010/06/26 (Sat.) Trackback() Comment(0) とりま:簡易記録的に

2010
04
12

カエデ掬い初め

11日はぽかぽかの日曜日でした。
近くの公園に散歩に行ったらホソミオツネントンボ(多分)が
フワリフワリと楽しそうに陽を浴びていました。
ホソミオツネントンボ

ふと見上げると、満開を過ぎ、風に散り始めた桜に交じって植わっているカエデの一本だけが花を付けていました。[どうする!?]、[恥ずかしいから、ふたり離れずに掬おうか!]ということで、車に戻ってネットを持ってきた酔狂親子であります。
カエデ掬い初め

案の定の有象無象に混じって、ほぼ予想通りのヒメクロトラが何頭か元気に訪花していました。そして一頭だけでしたが、いるかも知れないなぁ、と噂話をしていたコジマヒゲナガコバネカミキリの男子が来ていました。
コジマヒゲナガコバネ少年

この公園には古墳がいくつかあるので、桜などの鑑賞木と遊具、雑木林と散歩道が上手い具合に共存しているようです。図書館があることも良いのかな?スギカミキリはすでにいなくなってしまった可能性が高いですが、リンゴカミキリの独特の“枝打ち”もあちこちに見られます。

ともあれ、今年の掬い初めは地元柏での初コジマ君の幸運となったのでありました。メデタシメデタシ。

2010/04/12 (Mon.) Comment(2) とりま:簡易記録的に

2009
09
14

今日も今日とて連敗の日々・・・

2009年9月13日懲りずにケブカヒラタカミキリ探索をしました。

昨日の土曜日は天気が悪く、却って好都合と自宅近くの住宅地の
アカマツを探したのですが、薮蚊の攻撃に辟易しただけで敗北。

で、日曜日は晴れて条件は悪いものの、近くの大きな公園へ。

上部が半枯れになっているアカマツがあります。
アカマツ
まず息子が取り付き、チェックをはじめましたが、秋口の日陰は
薮蚊の巣窟。あっという間に薮蚊に覆われていました(´ヘ`;)

遅れて私も入り込むと、やはり猛烈な薮蚊の攻撃が・・・・・
今年のものと思われる脱出口はあっても、肝心のご本尊がいません。
アカマツの羽脱口

で、お約束のようにサビカミキリとか
サビカミキリ

クロカミキリが見つかるばかりで・・・
クロカミキリ
またも果たせず。これで4連敗です_| ̄|○

この時季注目されるモミの大明神カミキリに比べると、細やかと
いうか、まあたかがその他大勢的なカミキリムシなのでありますが、
我が家的には未遭遇種なので、来週くらいまでは粘るつもりです。

駐車場に向かいながら薮蚊の来ない日向で一服していると・・・・
ベンチの下にビロウドハマキが佇んでいました。
ビロウドハマキ
南方系とされていましたが、数年前に筑波でも確認していますし、
もう福島県あたりまで北上しているかも知れません。
なかなか印象的な蛾です。

2009/09/14 (Mon.) Comment(4) とりま:簡易記録的に

2008
06
08

未練たらしく去年の葉を・・・

去年撮ったシロダモです。後食痕付き。
シロダモ
ちょうど今ごろ(実際は6月末)のことでした。しかし主は発見できず『来年は何とか犯人を探そう!』と話しをしまして、犯人は多分ヒメリンゴカミキリだろうと考えていたわけであります。
今年は是非!と、本日(6月7日)出掛けましたが・・・
無いんです。樹が_| ̄|○

で、付近をくるくる回り、帰り際に先週見つけたニセシラホシポイントで無事生態写真も撮れ、うなだれた首もまっすぐに戻ったという次第。以下本日のオッケー君たちです。

シーズン突入。ヌルデには多くの新鮮なヨツキボシカミキリがついていました。
ヨツキボシカミキリ

シーズン最初の出逢いはやはりときめくミドリカミキリ。
ミドリカミキリ


いるところが判ればちゃんと採れることが判ったニセシラホシカミキリ。
ニセシラホシカミキリ
今日は先日より、もっともっと慎重に近づき、無事生態写真をぱちり。

経過はいずれWeb でご報告させていただきます。


しっかし、ホストが伐られているとは思わなかったにゃあ・・・

2008/06/08 (Sun.) Comment(0) とりま:簡易記録的に

2008
05
16

緑の魅力[updated]

|....|....|....|....|....|....|....|....|....|....|....|....|....|....|....|....|....|....|....|....|....|
そんなわけで三部作だったりしますが、
ご通家からすれば、わざわざ泊らなくてもねぇ〜
という内容の → 『憧れを追い続ける旅』であります。
散漫なだけですけどね(`ε´)ゞ



秩父の宿で見掛けたウンモンスズメです。
ウンモンスズメ
もちろん図鑑やWeb Siteでの写真で知っていましたが、初めて見たときは、やはりその緑に衝撃を受けました。

昼の山肌を翔び回っていたオオセンチコガネです。
オオセンチコガネ
ミドリセンチには遥かに及びませんが、ネットを覗き込んだ息子が思わず声を上げてしまったほど美しいオオセンチでした。写真ではなかなか上手く切り取れませんが、頭部から前胸背、エリトラ周縁が緑がかっています。

ビーティングで落ちたキクビアオハムシです。
キクビアオハムシ
アオハムシ(訂正→)ルリハムシもいたのですが、両種ともとても美しい大型のハムシでした。

肝心のカミキリムシは・・・シロトラが爆発(味わってみたかった!)したり、チビハナを複数得たり、一般的なものですがヒゲナガコバネ類も入ったりと、我家的には盛り上がりまして、ただいま写真整理中であります。

2008/05/16 (Fri.) Comment(4) とりま:簡易記録的に

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