2009
05
12
ウマノオバチ
見辛い写真で申し訳ありませんが、
念願叶って、クリの樹に産卵に訪れてたウマノオバチを見掛けました。
茨城県中部の森で、見事にシロスジカミキリにやられているクリの樹がありまして、その周囲を何やら紐のようなものがふわふわと翔んでいました。
ウマノオバチが舞っていたのでした。
異様なほど長い産卵管が特徴ですが、クリの幹に潜むシロスジカミキリの幼虫に産卵するためこれだけの長さが必要なんだそうです。
以前ネムノキでアオスジカミキリの幼虫(多分)に産卵に訪れたヒメウマノオバチを見掛けましたが、それ以来、本家ウマノオバチは憧れの虫のひとつになっていたのです。初めて見る長ぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜い産卵管にあらためて驚きましたが、ふわふわと舞うその姿は優雅ですらありました。
こんなに長い産卵管で卵を押し出すだけでも大変だろうに、と妙なところを心配してしまうのでした。
【注】かつてシロスジカミキリの幼虫を寄主とすると言われていましたが、近年ミヤマカミキリ(蛹)を寄主とすることが判りましたので訂正させていただきました。なお、寄主が単一かどうかはともかく、シロスジカミキリは寄主になっていないと言われています。
2009/05/12 (Tue.) Comment(4) 膜翅目/蜂・蟻
蘭丸さま
数年前にヒメウマノオバチを間近にみることがあったのですが、その時に調べたら比べ物にならないほど長ぁ〜〜〜いのがいるので、是非見たいと思ってました。
目の前をふわふわとなびいて翔んでいく長い[尾]は迫力がありますが、それも柔らかな優しい迫力というんでしょうか。
これは魚露目には絶好の被写体かな思います。
takao_bw URL 2009/05/13 (Wed.) 20:55 edit