2014
07
20
♪展足にお知恵拝借虫・・・
最近の私の展足です。
中型のアカネトラカミキリです。
跗節の向きなど、それなりに自由奔放ではありますが、これでも、今までの私からは想像できないほど、自己満足度は高いのであります。
元来細かい手作業は嫌いじゃないくせに、ヘタッピです。
なので、展足も嫌いじゃないくせに、仕上がりがどうしようもありません。下手なりに仕上がっていればまだしも、触角を折ったり、跗節どころか腿節から脚部を折り飛ばしてしまったり、小型種の場合は胸と腹部をサヨナラさせてしまう、等々・・・・折角いただいた命を、不本意ながら散々な目に合わせてしまう事も多いのです。
そんな私ですが、少し結果を出せるようになりました。
最近取り入れさせていただいているのが、KOH16-Method(私が勝手に名付けているだけですが)です。針も少なくて済み、中型以上のカミキリムシでは、仕上がりが明らかに違います。
★展足板(台)の工夫
溝を作って、それに虫を嵌め込んでしまいます。
(溝加減が案外微妙なので、私はまだ大型種のみ)
★押さえの工夫
小さな厚紙片を利用して、細かなパーツ(主に跗節)を
押さえてしまいます。これは、私にもでき、効果覿面です。
中型種以上の展足に応用させていただいてます。
・・・で、展足作業中の、中型のアカネトラカミキリです。
行儀の悪い跗節を押さえるのに使っています。
素晴らしいのは、針一本で跗節が決まる事で、行儀が悪くなくても、位置決めが必要なときには、迷う事なく使うようになりました。
また、虫体の浮き上がり防止にも応用しています。
大型のヤマトタマムシです。
台紙に貼ったり、虫体にピンは刺していませんが、溝(緩いVですが)を掘ったため、虫体が回らずに済んでいます。この状態で足を整えると、虫体が浮いてしまうため、紙の帯で押さえています。この紙を押さえるのにも、ピンそのままだと、開いた穴で針が滑り、押さえの役を果たしてくれませんので、紙を押させるのにも使います。
※
触角の長い種類なら、その高さ調整にも厚紙片で押さえたり、厚紙片に載せたりすることができるので、とても簡単です。もう少し私のスキルが上がれば、小型種についても結果が出せるようになるはずです。
※※
今のところ息子の展足と、これまでの私の展足の中間くらいの仕上がりですが・・・それでも満足度が高く、『独りで出きるかも!?』という気持ちになっているのであります。
ご参考:とても判り易く図解されています。
KOH16 さんの Weblog
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ムシトリアミとボク
┗ チョー簡単展足方法
お世話になってますm(_ _)m
2014/07/20 (Sun.) Comment(2) とりま:簡易記録的に
Thanks for your comment, Williamfex-san!
takao_bw URL 2015/03/25 (Wed.) 16:14 edit