2010
04
26
ルリカミキリはまだ蛹でした
ルリカミキリが潜むヒメリンゴの枝です。
切り出し(左利き用なので裏写真ではありません。念のため)の刃は4センチほどです。枝の太さは煙草ほどで、ルリカミキリは10ミリほどの小型のカミキリムシです。そんな小さなカミキリムシですが成熟するまで、枝の中で2年を掛けます。
蛹室の下側です。
中央に坑道があり、結構大きめの木屑が詰まっています。
そっと割ってみました。
時期的にはもう成虫が潜んでいるかなと期待していましたが、蛹でした。蛹の大きさと比べると、木屑の大きさがお判りいただけると思います。
正面から・・・
まだ眼も色付いていません。
斜め前から・・・
背中から・・・
カミキリムシは鱗翅類(蛾や蝶)のように蛹の期間は長くなく、完全に動かなくなる期間がありません。刺激すれば、腹部を反らせたり、腰を振るような動きをします。正しい表現ではないでしょうが、蛹という形態のある[不完全変態]のようなイメージで捉えています。
この小型で美しいカミキリムシがあちこちの生け垣で
初夏を彩るのも間もなくのことでしょう。
2010/04/26 (Mon.) Trackback() Comment(2) カミキリムシ
蘭丸さま
梨の害虫として[名]を上げたらしいのですが、生け垣に人気の出たレッドロビン(ベニカナメモチ?)の広がりとともに分布も一気に拡げたようです。
枝に木屑が巻きついたような、独特の食害痕を残すのでいれば直ぐに判るんですけど、他人の生け垣をあまり覗き込むのはちょっと怪しいですよね
takao_bw URL 2010/04/26 (Mon.) 11:17 edit