2021
11
14

オオスズメバチの雌雄差

性差について言及するとあれこれ怒られがちな昨今、知っていて損はない(得もないかも(∩_∩)ゞ)オオスズメバチの雌雄差です。

先ずは触角から

雌♀は12節、雄♂は13節です。
(スミマセン同じ記事の中なのに、この写真だけ雌♀が左側です)

で、お尻の形

雄♂は富士山型、雌♀は尖ってます。
女王は産卵するので、あまり刺さないと言われますが、ちゃんと針があって、その根本下辺りに産卵孔(正しい表現じゃないはず)があります。

最後に腹節の数です


ご参考:(オオスズメバチのページ)
https://insectk.web.fc2.com/album_mak/mak1a1/al_oosuzumebachi.html

2021/11/14 (Sun.) Comment(0) 膜翅目/蜂・蟻

2021
10
30

オオスズメバチ・雄

オオスズメバチ・雄_19x27a
Oo-Suzumebachi
Japanese giant hornet(male) in Kashiwa city, Chiba prefecture, Japan.
[ Vespa mandarinia (Smith, 1852) ]
膜翅目(Hymenoptera)スズメバチ科(Vespidae)スズメバチ属(Vespa)

公園で瀕死のオオスズメバチの雄を見つけました。
腹部を背中側(腹側からは判り難い)から見ると7節に分かれ、触角も第1節が短いものの13節(雌は12節)あって全体が長いです。噛む力も弱いので『頬(複眼の後ろ側面)』の幅もやや薄く感じます。慣れた方は飛翔中でも見分けられるそうですが、私にはとても無理です。
元気な姿ではありませんでしたが、折角なので記録しておきました。

オオスズメバチはスズメバチ科で世界最大と言われ、女王は55mmに達し、雄は45mm、働き蜂(ワーカ)でも40mmに達することがあります。スズメバチの仲間は、越冬後に女王一頭で営巣しますので、(栄養も十分でないため)最初の働き蜂は小さいのが一般的です。
単独行動中は一般的な注意で済みますが、巣の防衛時には危険なほど攻撃的になります。巣は土中や樹洞など、低い場所にあることが多いので、フィールドで足元から羽音が聞こえたら特に注意が必要です。『カチカチと警告音が聞こえたら・・・』と言われますが、警告される前に静かに退散するのが基本です。

露出プログラム: 絞り優先
露出時間: 1/160
フラッシュ: フラッシュなし
Fナンバー: 5.6
レンズ焦点距離: 85
35mm換算レンズ焦点距離: 229
測光方式: 中央重点
ホワイトバランス: ホワイトバランスマニュアル
レンズ名: AF-S DX Micro Nikkor 85mm f/3.5G ED VR
画像入力機器のモデル名: NIKON 1 V3


露出時間: 1/320
Fナンバー: 4

腹端付近背側

露出時間: 1/500
Fナンバー: 4.2

腹端付近腹側

露出時間: 1/200
Fナンバー: 5.6

2021/10/30 (Sat.) Comment(0) 膜翅目/蜂・蟻

2019
11
20

ルリチュウレンジ・瑠璃鐫花娘子_19513

ルリチュウレンジ・瑠璃鐫花娘子_19513
Ruri-Chuurenji
A kind of sawfly in Kashiwa city, Chiba prefecture, Japan.
[ Arge similis (Vollenhoven, 1860) ]
ミフシハバチ科(Argidae)
※ハバチ科としているサイトも見受けられます。


公園のステンレス製の掲示板に止まっていましたが、近くのツツジ類の生垣に多数が集まっていました。
チュウレンジバチの仲間では脚部も含めて全身黒、または濃い瑠璃色をしているので、比較的判り易いかもしれません。ミフシハバチ科なので、触角が3節しかなく、触角の見えている殆どが第3節ということになります。
美しいハバチですが、ツツジ類の大害虫で、初夏に公園の植え込みを、多数が翔び回っている姿を目にします。

露出プログラム: 絞り優先
露出時間: 1/200
フラッシュ: オフ、発光せず
Fナンバー: 7.1
レンズ焦点距離: 85
35mm換算レンズ焦点距離: 102
測光方式: 分割測光
ISO:800
ホワイトバランス: ホワイトバランス自動
レンズ名: AF-S DX Micro Nikkor 85mm f/3.5G ED VR
画像入力機器のモデル名: NIKON D800E

2019/11/20 (Wed.) Comment(0) 膜翅目/蜂・蟻

2018
07
01

リンゴカミキリに寄生していた蜂

拾った桜の枝から、リンゴカミキリが出るのを待っていたのですが、寄生蜂が3頭羽化してきました。(止まっているのはリンゴカミキリが潜んでいた桜の枝で直径8mmほど)

今年は、別の枝から幼虫(うじだったので、その時点では寄生蜂か寄生蝿か不明)が付いているのも確認し、蛹になってから蜂であることも確認し、証拠写真まで撮っていたのに・・・そちらの方はメモリーカード不具合で、一枚も残すことができませんでした。
枝の中で成熟すれば、後は鳥に突かれなければ(枝の脇に穴があったら、ほぼ鳥ですが、コゲラが栓の方=上から取り出すようにして拉致っている写真を拝見したことがあります。)安泰なのかと思っていたら、そうでもないようで、あらためて厳しい世界なんだなぁと思ったのでした。

2018/07/01 (Sun.) Comment(0) 膜翅目/蜂・蟻

2018
06
11

シロスジヒゲナガハナバチ_18507a-b

シロスジヒゲナガハナバチ_18507a-b
Shirosuji-Higenaga-Hanabachi
A kind of long-horned bee in Kashiwa city, Chiba prefecture, Japan.
[ Eucera (Eucera) spurcatipes Perez, 1905 ]
膜翅目(Hymenoptera)ミツバチ科(Apidae)
ヒゲナガハナバチの♂がシャリンバイの花に来ていました。
ニッポンヒゲナガハナバチとよく似ていて、同定は厄介です。




先ず・・・九大DBで[ヒゲナガハナバチ]は7件ヒットしまして、
地域やざっくりと(♂の)外観を見てみると、
以下の4種が検討対象となりました。(後半2種は念の為)
 ニッポンヒゲナガハナバチ [Eucera (Synhalonia) nipponensis (Perez, 1905)
 シロスジヒゲナガハナバチ [Eucera (Eucera) spurcatipes Perez, 1905]
 ハイイロヒゲナガハナバチ [Eucera (Eucera) sociabilis Smith, 1873]
 ミツクリヒゲナガハナバチ[Tetraloniella (Tetraloniella) mitsukurii (Cockerell, 1911)]

ミツクリヒゲナガハナバチは、触角がやや短く(これって微妙なんですけどねぇ)、
夏の終わりから秋に発生するとのことで、クリア!
ハイイロヒゲナガハナバチは、胸背の毛が褐色で目立つので、多分クリア。
(腹背の白帯が途切れるらしいが、未確認)
ニッポンとシロスジは、非常によく似ているらしいのですが、
前翅の肘室(※)の数が違います。
(※肘室:ちゅうしつ/北隆館原色昆虫大図鑑3では肘室:ネット上では亜縁室という表記も)
この個体には2室あり、ニッポンでは3室、シロスジでは2室ということなので、
シロスジヒゲナガハナバチとさせていただきました。
【注】肘室の数は、属間の唯一の識別点、というような表記が北隆館の図鑑ではされており、
   ニッポンヒゲナガハナバチは[Tetralonia nipponensis]、
   ミツクリヒゲナガハナバチは[Tetralonia mitsukurii]として、同属扱いでした。
   (ハイイロヒゲナガハナバチ(DBでは属違いですよね!?)は記載なし)

2018/06/11 (Mon.) Comment(0) 膜翅目/蜂・蟻

2018
06
11

クマバチ(キムネクマバチ)♂_18507

クマバチ(キムネクマバチ)♂_18507
Kuma-Bachi
Carpenter bee in Kashiwa city, Chiba prefecture, Japan.
[ Xylocopa (Alloxylocopa) appendiculata circumvolans Smith, 1873 ]
ミツバチ科(Apidae)クマバチ属

クマバチの♂が、公園駐車場と生け垣の間をホバリングしては、近づく虫たちを追い回していました。せっかくの撮影チャンスでしたが、♂の特徴(頭盾:人でいうと鼻のあたりのパーツが白っぽく、複眼がくりっくりに大きい)を捉えるのが精一杯でした。

2018/06/11 (Mon.) Comment(0) 膜翅目/蜂・蟻

2018
04
13

キイロスズメバチ

<サイト更新しました>
アルバム:キイロスズメバチ
[Vespa simillima xanthoptera Cameron, 1903]
Kiiro-Suzumebachi
Japanese yellow hornet in Japan.
北海道にいるケブカスズメバチ[ Vespa simillima simillima Smith, 1868 ]を基亜種とする本土亜種
膜翅目(Hymenoptera)スズメバチ科(Vespidae)スズメバチ属

2018/04/13 (Fri.) Comment(0) 膜翅目/蜂・蟻

2017
12
19

キンケハラナガツチバチ

<サイト更新しました>
アルバム:キンケハラナガツチバチ
[Campsomeris prismatica Smith, 1855]
Kinke-Haranaga-Tsuchibachi
A kind of Scoliid Wasp in Japan.
膜翅目(Hymenoptera)ツチバチ科(Scoliidae)ハラナガツチバチ属

2017/12/19 (Tue.) Comment(2) 膜翅目/蜂・蟻

2017
11
19

オオハラナガツチバチ(♀)_17924a-b

オオハラナガツチバチ(♀)_17924a-b
Oo-Haranaga-Tsuchibachi( female )
A kind of Scoliid Wasp in Noda city, Chiba prefecture, Japan.
[ Megacampsomeris grossa matsumurai (Betrem, 1941) ]
ツチバチ科(Scoliidae)
オオハラナガツチバチの♀がいました。
初見でしたが、これまで大きいと感じていたヒメハラナガツチバチのメスと比べても、明らかに大きく太い体躯をしています。勿論大きさには個体差もあるのですが、キンケやヒメでは4つある腹節ある黄帯(毛束)は、3つしか見えません(オオハラナガツチバチ♀の特徴)でした。


露出プログラム: 絞り優先
露出時間: 1/60
フラッシュ: オン、リターン検出
Fナンバー: 9
レンズ焦点距離: 40
35mm換算レンズ焦点距離: 108
測光方式: 分割測光
ホワイトバランス: ホワイトバランス自動
レンズ名: AF-S DX Micro Nikkor 40mm f/2.8G
画像入力機器のモデル名: NIKON 1 V3


露出時間: 1/125
フラッシュ: フラッシュなし
Fナンバー: 5

2017/11/19 (Sun.) Comment(0) 膜翅目/蜂・蟻

2017
10
29

オオスズメバチ_17922

オオスズメバチ_17922
Oo-Suzumebachi
Japanese giant hornet in Noda city, Chiba prefecture, Japan.
[ Vespa mandarinia (Smith, 1852) ]
膜翅目(Hymenoptera)スズメバチ科(Vespidae)スズメバチ属

多数のキイロスズメバチが路上に転がっていて、どうやらオオスズメバチの襲撃を受けたようでした。目の前の木を見上げると、まだキイロスズメバチは何頭も翔びまわっていましたが、巣は梢に隠れて確認できず、飛翔するオオスズメバチも見えませんでした。しかし、路上にはオオスズメバチも数頭転がっていて、もう少し早ければ、襲撃シーンが見られたかも知れません。

露出プログラム: マニュアル
露出時間: 1/250
フラッシュ: フラッシュなし
Fナンバー: 7.1
レンズ焦点距離: 40
35mm換算レンズ焦点距離: 108
測光方式: 分割測光
ホワイトバランス: ホワイトバランス自動
レンズ名: AF-S DX Micro Nikkor 40mm f/2.8G
画像入力機器のモデル名: NIKON 1 V3

2017/10/29 (Sun.) Comment(0) 膜翅目/蜂・蟻

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