2015
06
28
♪統一は難しいのかな?
筑波実験植物園を冬に訪れたときの写真です。
科博の附属施設ということになるんでしょうか?
お馴染のカエデの仲間が、ムクロジ科になっていました。
園内(館内)の数ヶ所には、学名の表記変更の案内がありまして・・・
どうやら、APGと言われる遺伝子レベルで解析する分類体系を採用して
いく方針のようです。
地元柏の葉公園でも、公園のもの、(多分)ボランティア協力のもの、
千葉大が協力し、グーグルマップと連動するものといった銘板がありま
すけど、千葉大協力の銘板では新しい体系で表記されているようです。
いずれ統一されるのでしょうか?
ウィキペディアによると、APG(とクロンキスト)体系は被子植物の
体系とあるので、裸子植物は置き去りのままなのか?将来は取り込む
のか、その辺が気になります。
何種類か見た限りでは学名表記(属〜種なので)に変更はないものの
科レベルで分類が異なるのはちょっと驚いてしまいます。
裸子植物を含め全体を体系化しているのは、(新)エングラー体系と
呼ばれる体系で、今も植物図鑑などで採用されているそうです。
植物図鑑を参照する際は、執筆者がどの体系で分類したのかを
確認しておく必要がありそうです。
2015/06/28 (Sun.) Comment(4) 植物
千秋さま
植物という括りでは大変過ぎますね。
カミキリムシの和名変遷などは個人で公開してくださっている方がいらっしゃいますが、1つの科の中ですら大仕事だったと思います。
それが、植物界をとなると、もう眩暈がしそうです。
takao_bw URL 2015/06/29 (Mon.) 23:39 edit