2012
05
24
オオミズアオ(本州以南亜種)
[Actias aliena aliena (Butler, 1879)]
ヤママユガ科ヤママユガ亜科
Ibaraki,Japan
落着きの悪い個体で、好い感じで止まってくれませんでした。
かつてはActias artemis aliena (Butler, 1879)と名付けられ、
月の女神アルテミスを学名に戴いていました。
分類の見直しで、今は月の女神の名前は外れてしまいましたが、
美しい大型のヤママユであることに変わりありません。

近似近縁のオナガミズアオとは触角の色、後翅の眼状紋などで
見分けられると言われ、尾の長さは当てになりません。
・オオの触角はどちらかというと黄~茶
・オナガの触角はどちらかというと黄緑
・オオの後翅眼状紋は上側に比べ下側がほぼ同じかやや大きい
程度で円形。
・オナガの後翅眼状紋は下側が明らかに大きく、円というより
だるま型に近い。
・もし卵があれば・・・オオは大きくオナガはその2/3程。
上記を総合して判断しますが、どちらかというとオナガの方が
出会う機会は少ないです。
またオナガは前翅をやや下げ、ミラージュ戦闘機のようなシル
エットで止まっていることが多く、オオは前縁が横に広がった
状態で止まっていることが多いです。
露出プログラム: マニュアル
露出時間: 1 / 200
ストロボ発光、強制発光モード、リターン検出されず
F ナンバー: 16
ISO スピードレート: 800
測光方式: 分割測光
ホワイトバランス自動
レンズモデル: AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
画像入力機器のモデル名: NIKON D700
http://jidaraku.blog.shinobi.jp/Entry/885/♪オオミズアオ_12519
2012/05/24 (Thu.)
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鱗翅目/蛾・蝶
2012
05
23
・・・茨城の夜の訪問者たち
クロフシロヒトリ
[Eospilarctia lewisii (Butler, 1885)]
ヒトリガ科ヒトリガ亜科
Ibaraki,Japan
この、ちょっとそそられる模様がなかなか好い感じなわけです。

胸の辺りの赤い毛が、胸を時めかせてくれたり。。。

それと、ヒトリガにありがちですが腹部の赤。
襦袢のように見え隠れして・・・親爺趣味陳謝<(_ _)>

<共通データ>
露出プログラム: マニュアル
露出時間: 1 / 200
ストロボ発光、強制発光モード、リターン検出されず
F ナンバー: 16
ISO スピードレート: 800
測光方式: 分割測光
ホワイトバランス自動
レンズモデル: AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
画像入力機器のモデル名: NIKON D700
http://jidaraku.blog.shinobi.jp/Entry/882/♪クロフシロヒトリ_12519
2012/05/23 (Wed.)
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鱗翅目/蛾・蝶
2012
05
23
・・・茨城の夜の訪問者たち
ギンボシリンガ
[Ariolica argentea (Butler, 1881)]
コブガ科リンガ亜科
Ibaraki,Japan
どこが“銀星”なのかが謎ですが・・・・
美しい中型の蛾で、ひときわ目立ちます。

露出プログラム: マニュアル
露出時間: 1 / 249
ストロボ発光、強制発光モード、リターン検出されず
F ナンバー: 18
ISO スピードレート: 800
測光方式: 分割測光
ホワイトバランス自動
レンズモデル: AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
画像入力機器のモデル名: NIKON D700
http://jidaraku.blog.shinobi.jp/Entry/881/♪ギンボシリンガ_12519
2012/05/23 (Wed.)
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鱗翅目/蛾・蝶
2012
05
21
・・・茨城の夜の訪問者たち
ということで、しばらくは蛾の同定に時間を使いそうです。
先ずは・・・
フタテンシロカギバ
[Ditrigona virgo (Butler, 1878)]
カギバガ科カギバガ亜科
Ibaraki,Japan
<みんなで作る日本産蛾類図鑑v2>によると『原色日本蛾類幼虫図鑑に
本種として出ている図は、ホシベッコウカギバの誤り。』だそうです。
手元にある保育社<原色日本蛾類幼虫図鑑(下)>を確認した範囲では、
特に問題ありませんでした。
版(私のものは昭和44年3月)が違うのか、別の出版社のもののようです。

露出プログラム: マニュアル
露出時間: 1 / 249
ストロボ発光、強制発光モード、リターン検出されず
F ナンバー: 18
ISO スピードレート: 800
測光方式: 分割測光
ホワイトバランス自動
レンズモデル: AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
画像入力機器のモデル名: NIKON D700
http://jidaraku.blog.shinobi.jp/Entry/879/♪フタテンシロカギバ_12519
2012/05/21 (Mon.)
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鱗翅目/蛾・蝶
2012
01
12
マイマイガ
[Lymantria dispar japonica (Motschulsky, 1861)]
ドクガ科マイマイガ属
Chiba,Japan
ドクガ科ですが、幼虫は毒針毛は持っておらず、科学的には人体に害はありません。とはいえ、幼虫は大きな毛虫ですし、不快に感じる方も多いことも間違いありません。またいろいろな木々を食い荒らし、時折大発生します。写真の樹はイヌシデのようです。
♀は産卵時に、体毛で卵塊を保護します。

露出プログラム: シャッター優先
露出時間: 1 / 125
ストロボ発光せず
F ナンバー: 7.1
ISO スピードレート: 800
測光方式: 分割測光
ホワイトバランス自動
レンズモデル: AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
画像入力機器のモデル名: NIKON D700
http://jidaraku.blog.shinobi.jp/Entry/800/♪マイマイガの卵嚢
2012/01/12 (Thu.)
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鱗翅目/蛾・蝶
2011
12
04
ハスモンヨトウ
[Spodoptera litura (Fabricius, 1775)]
ヤガ科カラスヨトウ亜科
Chiba,Japan
自宅の玄関灯に誘われて扉のガラスに止まっていました。
薔薇の天敵だそうで、わが奥さんにとって、最もいて欲しくない鱗翅目の
筆頭だそうです。かつて、姫林檎などをカミキリムシが枯らしてしまった
負い目もありまして、ヨトウガ類と思われる幼虫を夜中に箸で摘みながら
[検挙]を繰り返していたのですが、見事に逃れ切ったようです。
注進すると・・・『来年からは薬を考えなくちゃね』・・・だそうです。

露出プログラム: マニュアル
露出時間: 1 / 200
ストロボ発光、強制発光モード、リターン検出されず
F ナンバー: 13
ISO スピードレート: 1600
測光方式: 分割測光
ホワイトバランス自動
レンズモデル: AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
画像入力機器のモデル名: NIKON D700
http://jidaraku.blog.shinobi.jp/Entry/777/♪ハスモンヨトウ:奥さんの新敵
2011/12/04 (Sun.)
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鱗翅目/蛾・蝶
2011
10
23
ウラギンシジミ
[Curetis acuta paracuta de Niceville, 1901]
シジミチョウ科ウラギンシジミ亜科
Chiba,Japan
我が家の暗い門灯にやって来ました。

灯火に来ることもそうですが、我が家では初めての出来事なので軽い驚きでした。
昼間の虫(だと勝手に思っているだけ?)も案外普通に灯火にやって来ることは
認識していましたが、ウラギンシジミは意外な訪問でした。
出プログラム: マニュアル
露出時間: 1 / 200
ストロボ発光、強制発光モード、リターン検出されず
F ナンバー: 13
ISO スピードレート: 1600
測光方式: 分割測光
ホワイトバランス自動
レンズモデル: AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
画像入力機器のモデル名: NIKON D700
http://jidaraku.blog.shinobi.jp/Entry/741/♪ウラギンシジミがやって来た
2011/10/23 (Sun.)
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鱗翅目/蛾・蝶
2011
09
25
フタナミトビヒメシャク
[Pylargosceles steganioides steganioides Butler,1878]
シャクガ科ヒメシャク亜科
Chiba,Japan

2010年5月に自宅のカーポートにやって来た蛾です。
シャクガの仲間だろうとはすぐに思いついたんですが、同定までに16ヶ月も掛けてしまいました。蛾は楽しいのですが、同定が大変です。それでも大好きなのは、とにかくバリエーションが豊富なのと、何より幼虫が楽しいからかも。ぷにぷに、もこもこ、とげとげ・・・中には危険なのもいますが、命まではとられない微妙な安心感。
http://jidaraku.blog.shinobi.jp/Entry/718/♪フタナミトビヒメシャク
2011/09/25 (Sun.)
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鱗翅目/蛾・蝶
2011
06
25
キイロスズメ[Theretra nessus (Drury, 1773)]
スズメガ科ホウジャク亜科
『あなたぁ〜。大きな蛾が止まってるんだけど!』
『ちょっと待って、今カメラ出すから』
『テッセン食べてるのこれ?』
『・・・いや、違うと思うなぁヤマイモとかじゃないかなぁ』
『裏にヤマイモあるし、そこかぁ・・・』
ということで美麗スズメガは無罪放免、
お咎め無しということで一件落着でありました。
しかし、鉄扇にぶら下がって鉄棒?片逆手で???
跗節(ふせつ)の割に、爪が思いっ切り小さいんですね。

2011年06月19日
露出プログラム: マニュアル
露出時間: 1 / 160
ストロボ発光せず
F ナンバー: 10
ISO スピードレート: 800
測光方式: 分割測光
ホワイトバランス自動
レンズモデル: AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
画像入力機器のモデル名: NIKON D700
・・・で、よこからの写真を見てふと気になったのが、これです。
左右ともにありまして、どうやら何か意味のある器官のようです。

これは“保帯”という翅の連結装置で、後翅から出る刺(翅刺)を受けるフックだそうです。
それと、これはオスの場合で、メスではフックの代わりに毛束を持っているとか。
twitterで[mothprog]さんがコメントをくれたのでありました。
▽
http://twitter.com/#!/mothprog
どうもありがとうございました<(_ _)>
虫の世界は知れば知るほど[不思議]と[面白い]が広がるのです。
普通、専門知識が増える、つまり[判った!]や[なるほど]が増えると、
[何故だろう]や[へぇ〜!そうだったのかぁ(゜〇゜;)]が減っていく、
つまり新鮮度が下がると思われがちですが、
少なくとも虫の世界ではそういう心配はなさそうです。
かくして昆虫少年の瞳の☆はいつまでも光り続けるのであります。
http://jidaraku.blog.shinobi.jp/Entry/678/♪キイロスズメ
2011/06/25 (Sat.)
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鱗翅目/蛾・蝶
2011
05
29
シャクガ科エダシャク亜科(Abraxasの一種)
撮影時はユウマダラエダシャクだろうと思ったのですが、前翅中央の灰班の中に
黒っぽい環状模様があるので、クロマダラエダシャク、ヒメマダラエダシャク
どちらかの可能性が高そうです。
ユウマダラでないとなると、同定は非常に難しいそうです。

2011年05月28日
露出時間: 1 / 160
ストロボ発光、強制発光モード、リターン検出されず
F ナンバー: 16
ISO スピードレート: 1600
測光方式: 分割測光
ホワイトバランス自動
レンズモデル: AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
画像入力機器のモデル名: NIKON D700
http://jidaraku.blog.shinobi.jp/Entry/665/身近なはずなのに同定困難な蛾・・・
2011/05/29 (Sun.)
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鱗翅目/蛾・蝶