2011
10
11
♪クマバチは楽しくやんちゃだった
クマバチ(キムネクマバチ)
[Xylocopa appendiculata circumvolans Smith, 1873]
ミツバチ科クマバチ属
ところによってはスズメバチのことをクマバチまたはクマンバチと呼ぶらしいので、誤解が起こりそうです。秋はスズメバチが凶暴になりますので、自信の無いハチとキノコには手を出さないのが、吉ですね。
さて、熊谷工業団地の片隅新幹線のガード脇の裏道です。
この時季どこにでも見掛けるアベリア(ハナゾノツクバネウツギ)が咲いています。『ホシホウジャクでも撮るべいか』と、軽い気持ちでやって来たのですが、案外難しい被写体でした。
[手持ち・・・][自然光・・・][単写・・・]などとぶつくさやっているとなかなか撮れません。撮ろうと思って気がついたのは、存外人の気配に敏感で、とことこと歩み寄るとすいっといなくなることでした。(当の然の当たり前か!?)
[参ったなぁ、三脚据えてじっくり行くしかないか・・・]
と、耳元でびびびびびびびぃ~んと大きな羽音。
ホウジャクやオオスカシバはぼぉぉぉ~と低周波のような印象です。
クマバチでした。
黒い巨体に黄色い胸。大きな羽音。虫好きには見掛けによらず非常に大人しい蜂であることは周知の事実ですが、苦手な方にはちょっと恐怖かも。
長閑(のどか)だなぁ。。。のんびり眺めていると・・・
ふと気付いたのは、蜜を吸いに正面から入らないことです。
脇に潜り込んで、ごそごそやっては次の花に向かいます。
???もしかしてそうなのかぁ(゜〇゜;)!?
やばり(;`O´)o
見事に刺してます刺してます。
脇から口吻を刺して、蜜を強引に吸っていました。
受粉のために蜜を準備している花にとっては“花はだ?”迷惑な話しですが、子育てには花粉を使うらしいので、花粉集めの際はお手伝いしているのかも知れません。
とぼけた顔してばばんばんなクマゴローでありました。
犯行現場です。
目の前で吸っていた花を摘んで撮ってみました。
撮影にもたついて、30秒ほど経ったものですが
見事に裂け目が入っています。
2011/10/11 (Tue.) Comment(0) 膜翅目/蜂・蟻