2011
08
10
♪小規模な桑では厳しかった日
赴任先の寮の駐車場から北北西の空を見ると、早くも発達しそうな気配の
雲が見えました。
群馬県南部止まりなんだろうなぁ・・・本日も夕立は期待薄ですね。
ともあれ、買い物がてら深谷市郊外を少し流してみました。
そこそこ雲は育っていますが、ほぼ真北に見えていて、南下してこちらに
来る気配は薄そうです。
本日は小規模にばらけている桑の叢にもトラフカミキリはいるか?
いや、いて欲しい!という気持ちで、畑の脇の細道を行きつ戻りつ
しております。
このくらいの薄っぺらな叢にも定住してくれるなら、ゆっくりと人里から
姿を消しつつも、小さな叢伝いであっても、山間の古い桑に辿り着いて、
定着〜永住してくれるのではと期待しているのですが、山間の人手の入ら
ない桑と違って、一本一本が細いので、規模が小さくては、世代を重ねる
ことが難しいだろうと心配しています。
案の定、姿は無く、本日は空振りでした。
あえて規模の小さな桑の塊を探してみたのですが、[もしかすると]の
期待通りにはいきませんでした。近くの少し規模のある桑畑では棲息を
確認しているし、時期もぴったりのはずなのですが・・・・・
※
数年前の統計ですが・・・埼玉県の養蚕農家は100軒と少しだそうです。
全国の10%だということなので、全国で1000軒ちょっとの養蚕家しか
存在していなかったのです。多分今は1000軒を割っているでしょう。
このような状態では、桑に依存するトラフカミキリの安住の地は、やがて
山間の古い桑(野生、もしくは旧桑畑、または栽培された桑の末裔)程度
になってしまうでしょう。
暑さに身を曝す気にさえなれば、いてもいなくても(ポイントの)見極め
も容易、ということもあって、探し易いカミキリムシですが、10年後には
非常に探し難い種類になってしまう可能性があります。
★ご参考 → テニスコート程の規模の桑畑での様子
2011/08/10 (Wed.) Comment(0) 自堕落な日常