2007
04
13
こめかみ
NHKテレビに発酵でお馴染みの東京農大教授、小泉武夫さんが出演されていて、お酒の話題をとりあげていました。(多分再放送)
麹以前、神様に奉納する御神酒は乙女が米を噛んで糖化させ、“くちかみ酒”を作ったとか。
酵母はでんぷんを直接分解できないため、こうして糖化させた粥状の米を発酵させた甘酸っぱいお酒がつくられたそうです。これは結構最近まで年中行事として行ってたとも。
学生さんたちを使った実験が面白かったです。
米は荒く精米し、葉につつんで蒸します。蒸し上がった米を女学生(古式に倣った?)達が一口4分間咀嚼し、フラスコに戻します。何度も繰り返して、粥状のお酒の元ができ上がっていました。
学生曰く“こめかみ(米噛み)が疲れました”
なるほど、『米噛み』だったのかあ!?
奥さんのことを“かみさん”というのも、“くちかみ酒”は結構身近だった証拠なのだ!という情報もネット上にありました。
2007年4月13日
2007/04/13 (Fri.) Comment(0) 自堕落な日常