2025
04
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クロマダラソテツシジミ・黒斑蘇鉄小灰蝶 雄 24y01
クロマダラソテツシジミ・黒斑蘇鉄小灰蝶 雄 24y01
Kuromadara-Sotetsu-Shijimi( male )
Cycad blue in Kashiwa city, Chiba prefecture, Japan.
[ Luthrodes pandava (Horsfield, 1829) ]
syn.[ Chilades pandava (Horsfield, 1829) ]
鱗翅目(Lepidoptera)シジミチョウ科(Lycaenidae)ヒメシジミ亜科(Polyommatinae)
駐車場に植栽されているソテツにいた、ご近所初遭遇なクロマダラソテツシジミの雄です。
翅の表側の青色部分の占める割合が狭いのが雌、前縁ぎりぎりまで占めるのが雄と判断していますが、裏面だけだと私には無理です。
ソテツに著しく依存する美しいシジミチョウで、近似近縁種もいますが尾状突起を持っており、他に橙色班/黒点、小黒点、波状紋をすべて持つことでツバメシジミやウラナミシジミと識別できるようです。
高温期~低温期と気温変化によって色や斑紋が少しずつ変化します。
元々越冬北限が台湾と言われていて、近年は南西諸島などでの定着も指摘されているらしいのですが、千葉県北部で確認しており、少なくとも越冬北限が高緯度化しているように感じます。卵から成虫までの期間が短く、毎年世代を重ねながら北上しているとされていますが、関東圏での越冬を完全に否定できない記録も出始めているようで、情報の更新をチェックしたいところです。(2024年秋記す)
※
学名は Chilades pandava 表記が多いですが、2023年現在 Luthrodes pandava が提唱されているそうです。
(ウィキペディアでは Chilades pandava がシノニムになってますので、それに従っています)
2025/04/22 (Tue.) Comment(0) 鱗翅目/蛾・蝶