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クロマダラソテツシジミ・黒斑蘇鉄小灰蝶_24y01a

クロマダラソテツシジミ・黒斑蘇鉄小灰蝶_24y01a

Kuromadara-Sotetsu-Shijimi
Cycad blue in Kashiwa city, Chiba prefecture, Japan.
[ Luthrodes pandava (Horsfield, 1829) ]
syn.[ Chilades pandava (Horsfield, 1829) ]
鱗翅目(Lepidoptera)シジミチョウ科(Lycaenidae)ヒメシジミ亜科(Polyommatinae)

駐車場に植栽されているソテツにいた、ご近所初遭遇なクロマダラソテツシジミ(性別不明)です。
翅の表側が見えれば青色部分の占める割合で判断できますが、裏面だけだと私には無理です。
それと翅が透けていて模様も判り難く『ウラナミシジミ』も頭を過ぎったんですが、ソテツに止まっていることと、古い友人から表裏それぞれの違いについてアドバイスも貰い、次回からは迷わずに済みそうです。

ソテツに著しく依存する美しいシジミチョウで、近似近縁種もいますが尾状突起を持っており、他に橙色班/黒点、小黒点、波状紋をすべて持つことでツバメシジミやウラナミシジミと識別できるようです。
高温期~低温期と気温変化によって色や斑紋が少しずつ変化します。
元々越冬北限が台湾と言われていて、近年は南西諸島などでの定着も指摘されているらしいのですが、千葉県北部で確認しており、少なくとも越冬北限が高緯度化しているように感じます。卵から成虫までの期間が短く、毎年世代を重ねながら北上しているとされていますが、関東圏での越冬を完全に否定できない記録も出始めているようで、情報の更新をチェックしたいところです。(2024年秋記す)


学名は Chilades pandava 表記が多いですが、2023年現在 Luthrodes pandava が提唱されているそうです。
(ウィキペディアでは Chilades pandava がシノニムになってますので、それに従っています)

2024/11/22 (Fri.) Comment(0) 鱗翅目/蛾・蝶

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