2018
03
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スダジイ_17y25a-d
スダジイ_17y25a-d
Suda-Jii
Japanese Chinquapin in Sakuragawa city, Ibaraki prefecture, Japan.
[ Castanopsis sieboldii (Makino) Hatus. ex T.Yamaz. et Mashiba ]
ブナ科(Fagaceae)シイ属(Castanopsis)
神社やお寺でよく見かける巨木のひとつで、内部がすっかり空洞になってしまっても、しっかり立っている姿を見せてくれます。葉裏は艶がなく、黄色味を帯びた白っぽい色をしています。
関東以北で椎(シイ)と言えば、スダジイを指すと思って間違いないようですが、関東以西(以南)では、ツブラジイが多くなりますので、万葉集などの椎はツブラジイ(コジイ)のことだそうです。両種とも似ていますが、ツブラジイ(樹皮が深く割れない)の方が、素直に伸びている印象が強く、スダジイは樹皮もゴツゴツとして、低いところから幹が分かれて、迫力ある姿でいることが多いようです。
なお、スダジイもツブラジイも、典型的な団栗とは少し形が違っていて、アクも少なく、美味しく食べられるそうです。(スダジイの団栗が美味しい、という記事を多く見掛けます。)
2018/03/16 (Fri.) Comment(0) 植物