2016
09
05
♪プリズムは難しい・・・フィールドスコープ清掃
屋外に放置してあったプラスチックケースを開けたら、多分10年以上放置されていたと思われるフィールドスコープが出てきました。西日があたる場所に、発電機や投光器用のスタンドなどと一緒にケースに投げ込まれていたものです。
『黴どころか腐蝕してしまってるだろうな』と思ったのですが、案外綺麗なので、駄目元で思い切って光学系の清掃を試みました。
プリズムケースを開けて、プリズムユニットを取り出したところです。
簡易防水がされていて、ネジ穴には重いグリースが充填され、カバーや接眼レンズはO−リングで処理されています。それが利いていたようで、プリズムに曇りが生じているだけで、黴はありませんでした。しかし、曇りはプリズムの合わせ面だったため、プリズム外しが厄介で、水防膏らしきものは堅くなっていて、カッターの刃で慎重に切り裂いて、ようやく外すことが出来ました。
あたふたと拭きあげて、慌てて閉じたのですが、視界はだいぶクリアになりました。ただ、閉じるのを急いだため、プリズムの斜面に拭きむらが残ってしまったのが残念です。(視界に影響していないので、このまま使うことにしました。)
ソフトケースも柔軟性を保ったままで、黴もありません。このまま車に放り込んで出掛けられそうです。
西日で高温になるのも幸いして、黴の発生に至らなかったのかなと思われます。
ともあれ、光学機器はしっかり管理しないといけません(∩_∩)ゞ
2016/09/05 (Mon.) Comment(0) 光学機器