2016
07
15
♪手を拱ねいても良いのだ!?
手を拱ねいてブレ防止かも
・・・最近のカメラは手を拱(こま)ねいた方がブレ難いという話し
こんな感じで手を拱いて、自分を抱きしめるように構えると吉です。
※ファインダーで撮ることを想定(おでこで押さえられるので、より安定)していますが、液晶モニタでもチルトできるものならそれなりの効果がありますので、ご紹介させていただきます。
手持ち撮影の場合、ブレ防止や構図、水平をしっかり出すためにも、カメラには基本的な持ち方(構え)があります。
銀塩時代から普遍的に言われていることが、デジタル時代の今もそのまま踏襲されているようでして、曰く、右手は軽く副えるようにして、ズーム操作などが円滑にできるようにし、左手で土台になるよう、しっかり全体の重さを受け止めてあげてね・・・という方法論です。
(Nikon D800E取説より)
特に高速移動体をズームレンズで追い掛けるような場合、選択の余地が無いほどの正解といえるほどですし、普遍性もあるので、メーカー公式のガイダンスではこうなってしまいます。
しかし、大兄大姉のみなみなさま!本当にそれだけでダイジョブでしたか!?
実は、移動量の少ない虫や、基本的に逃げない風景・植物(・人物も?)を被写体にする際は『手を拱(こま)ねく』方式が便利なことをご存知でしょうか?
オートフォーカスの信頼性も高く、グリップが本来の機能を持つようになった今こそ・・・・既に一部カメラマンが紹介して久しいのですが、市民権を得るまでには至っていないようです。接写の機会の多い皆さんには特にお薦めです。
左手が土台であることは一緒ですが、左半身に構え、肩の高さで腕組みするようにして、土台を作ります。その左肘あたりにレンズ(鏡筒が短い場合はボディ)を載せるようにしてファインダーを覗き込み、おでこでも押さえてしまいます。この状態で左の掌で右手の適当な位置を掴んで補助すると、私のような老頭児でも驚くべき安定感です。後は手の大きさ、機材の重さなどで適宜変化をつけてお楽しみください。
参考ページ:(他にもあります。検索してみてください)
光の魔術師ジョー・マクナリーの極意より
2016/07/15 (Fri.) Comment(0) 写真:カメラ・レンズ