2008
03
22

脇役に生きる

路傍のホトケノザも勢いを増してきました。
ホトケノザ

この花を見ると亡くなった伯父を思い出します。

脇役に生きる幸せ佛の座

伯父、一陽の句です。
栃木に住み俳句を終生の趣味とした人でした。
生前自ら入るだろう墓所に小さな句碑を置き、この句を刻んだのでした。私が小さいころから亡くなる直前まで、洒脱なユーモアと笑顔が共にありました。

そんなことを思いながら、父と、今は父の隣に眠る、いつも遊んでくれた叔父、そしてやや離れた一陽伯父に春の墓参を済ませたのでした。
  ▼
伯父の句碑

2008/03/22 (Sat.) Trackback() Comment(2) 自堕落な日常

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じごまるさま
コメントありがとうございます。亡父から聞いた話しでは、幼少期の伯父はいろいろと苦労したようですが、そんなことを何も知らない(知る必要もなかったわけですが)私は、夏休みの度に押しかけ、長逗留しながら、田舎暮らしの幸せを刷り込まれたのではないかと思います。
悪戯坊主のささやかな冒険談を、田舎の人達はみな笑って聞いてくれました。幸せな少年時代でした。

takao_bw URL 2008/03/25 (Tue.) 01:45 edit

素敵な俳句ですね。
春になると遠めで、この花が華やかに群生して見えるのですが、近寄ってみると楚々としていて、その一つ一つは地味にも思えるぐらい。遠くから見たイメージとのギャップが近寄るとわかる気がします。

「脇役に生きる幸せ佛の座」
素敵です。

じごまる  2008/03/24 (Mon.) 14:11 edit

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